非電化工房弟子入り日記2016

非電化工房主催「WWOOFer研修プログラム(住み込み弟子)」にて2016年4月より弟子入りしました。1年間の出来事を綴ります。

クリスマスパーティの準備〜リース作り、モミの木伐採〜 +藁苞納豆作り

ごきげんよう鈴木です。

今回は12月7日〜11日の出来事です。

なんだかあっという間に時間が過ぎて年末。早いですね〜

 

さてさて。

今週は毎年行われる?非電化工房のクリスマスコンサートの準備から始まりました。

まずはクリスマスのリース作りから。自然の素材で作ります。

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素材を集めに非電化工房の近くの林に歩いていきます。

リースの輪になる、ほどよい太さの蔓を集めます。蔓が太すぎると輪を作りづらく、

見た目も綺麗では無いようです。その他に赤い実・葉っぱ等の飾りも集めます。

 

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集めた素材で作っていきます。

非電化工房のリースはシンプルにゴテゴテさせないのが大事です。

リースが出来た後、コンペが行われました。優秀作品は玄関に飾られます。

・・・弟子達の作品は選ばれませんでした。残念。

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弟子の作品です。なかなか綺麗にできてると思います! 

 

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その後、クリスマスツリーの調達です。

毎年恒例?のモミの木を切って来て会場に飾りつけます。

薪用の玉切りは沢山やりましたが、木の伐採は初めての体験でした。

それほど大木では無かったので、すんなり伐採できました。よかったよかった。

 

そうして伐採したモミの木を母屋へ運び込み、枝打ちをしてバランスを整え、

飾り付けをしていきました。非電化工房のクリスマスツリーは、ガラスカップの中にキャンドル、ジンジャーブレッドクッキー等のシンプルな飾り付けが特徴です。

 

その合間で、加工食品作りの勉強もしました。今回は藁苞納豆作りです。

藁苞納豆は稲藁の中に居る納豆菌を使って作るため、まずは藁の中から納豆菌以外を無くす為に、藁を煮沸することから始まります。稲藁の中に納豆菌が居る事も知りませんでしたが、100℃の中でも納豆菌は死なない事にも驚きました。

藁苞をシュロ縄で縛り、端を切りそろえて整形して熱湯で5分程煮ました。 

その後、茹でた稲藁をしっかり乾燥させておく間、大豆を水に浸けておきます。しっかり浸けておかないと、茹でる時に全体が茹で上がらないようです。

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しっかり水が浸かったら、納豆の食感ぐらいに程よく茹でて、藁苞に詰めます。

 

その後40℃を保っていれば1〜2日で出来るようです。保温には、保温機を使う方法と、発泡スチロール箱で代用する方法の2通りを試しました。

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保温機は、断熱された箱+サーモスタット+ヒーターで温度設定すれば自動で温度管理をしてくれる機械。便利です。

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その代用として、発泡スチロール箱+お湯を入れた甁の簡易保温機を使用します。こちらは温度計で測りながら、その都度お湯を変える必要があります。納豆のように時間のかからないものはこれでも充分だと感じました。

藁苞は湿気がこもらないよう、井桁に組んでいます。湿気がこもるとアンモニア臭がするとの事。要注意ですね。

 

納豆はどちらの保温方法でも無事完成しました。自分たちで作ったお米の藁と大豆、どちらも有機無農薬。美味しく出来て、とても有意義な時間を過ごせました。