屋台製作② 車輪完成・土台作り|タンドール作り・3-biz前田商店へ訪問
ごきげんよう鈴木です。
今回は2月15日〜19日の出来事です。
私用が終わり那須に戻ると、車輪が完成していました。
ですが、リムの製作方法が良くなかったのか、隙間が出来ている部分がありました。
今回リムを8分割していたので、正八角形をきちんと作ってから円形にカットしていく方法が良い事がわかりました。詳しい方法は以下のサイトが参考になると思います。
非電化工房ソウルのスタッフは木工・建築担当の方だけ残り、
もうしばらく非電化工房で勉強していきました。
彼のニックネームはダンディー。釜山の方言で「しっかりしなさい」と言う意味だそうです。なんだか僕にも当てはまるニックネームだな〜と思います。
ニックネームと裏腹に、ダンディーはとてもしっかりしていました。
以前、木工教室で子供に教えていた経験があるので、技術は弟子達よりもありました。作業中の気配りもよくできて、勉強になりました。車輪作りは進んでダンディーがやってくれて助かりました。日本語は話せないのですが、意欲的に取り組んで色々な事をどんどん学んでいきました。
そんなダンディーのいる時間もあと僅かとなり、送別会も含めた新たなプロジェクト、タンドール作りが始まりました。作る方法はテラコッタ粘土で素焼きの壺を作るなど色々あるのですが、今回は時間もないのでサッと作れる方法を試す事にしました。
材料はテラコッタの植木鉢を主に使います。
植木鉢より大きいサイズのペール缶・植木鉢を用意して、二重構造にします。
下部に吸気口(今回はトタン板を加工したもの)をつけて、二重構造の隙間にパーライトを充填して断熱性を高めて、パーライトが漏れないように各隙間を耐熱セメントなどで塞げば完成です。作り方としては、ロケットストーブを作るのに似ていますね。
ペール缶型と二重植木鉢型の2つを2チームに分かれ製作しました。
無事完成したので、炭を熾してナンとタンドリーチキンを焼いてパーティをしました。
冬の夜、良い感じの蓋が無かったのでガンガン熱気が上に抜けていきました…もう少し改良が必要のようですね。ともあれ、焼けたナンを美味しくいただきながら、パーティを愉しみました。
翌日、ダンディーを送り、屋台作りの続きをしました。
そして入れ替わりで弟子入り希望の研修生が来て、一緒に作業となりました。
車輪の隙間に木工パテを入れてもらっています。この後サンダーでヤスリがけです。
土台の材料切り出しが終わり、組み立てています。
その後、研修生の体力テストをしました。
猫車に薪を積んで合宿所へ行き、そこで薪割り体験です。
まず僕が教えながら手本をする事になり…先生の前でやるのは緊張しますが、考えてみれば今回の薪は小割です。丸太よりは楽だった事に気づいてからは難なくできました。短い期間とはいえ、毎日やっていたのが効いてました。
その後、先生の指導が入りながら、薪割りをやってもらいました。
経験無しという事で、様子を見ながら教えたりしてます。僕も一年前はこんな感じだったかな〜となんだか懐かしくなっていました。
その後、弟子達は非電化工房を離れ木更津にやってきました。地方で仕事を創る塾の卒業生でもある、前田敏之さんの所を訪ねました。以下URLです。
前期である19期の時に講演をする予定だったのですが、予定が合わずキャンセル。折角なので塾生たちで会いに行く事になりました。場所は現在室長をしているというNPO法人たぬき工房の一室で、講演をしていただきました。以下URLです。
たぬき工房のホームページへようこそ - tanukikobo ページ!
講演の中で、トライ&エラーの話が何回か出てきました。愉しみながら、実際にやってみる事が大切なんですね。それは弟子生活でよく分かった事でもあります。一人では出来ないかも、と思っている方は、来期の地創塾に参加されるといいかもしれません。
そんな感じで今週は終了となりました。
来週は屋台作りの続きです。