クリスマスパーティの準備〜リース作り、モミの木伐採〜 +藁苞納豆作り
ごきげんよう鈴木です。
今回は12月7日〜11日の出来事です。
なんだかあっという間に時間が過ぎて年末。早いですね〜
さてさて。
今週は毎年行われる?非電化工房のクリスマスコンサートの準備から始まりました。
まずはクリスマスのリース作りから。自然の素材で作ります。
素材を集めに非電化工房の近くの林に歩いていきます。
リースの輪になる、ほどよい太さの蔓を集めます。蔓が太すぎると輪を作りづらく、
見た目も綺麗では無いようです。その他に赤い実・葉っぱ等の飾りも集めます。
集めた素材で作っていきます。
非電化工房のリースはシンプルにゴテゴテさせないのが大事です。
リースが出来た後、コンペが行われました。優秀作品は玄関に飾られます。
・・・弟子達の作品は選ばれませんでした。残念。
弟子の作品です。なかなか綺麗にできてると思います!
その後、クリスマスツリーの調達です。
毎年恒例?のモミの木を切って来て会場に飾りつけます。
薪用の玉切りは沢山やりましたが、木の伐採は初めての体験でした。
それほど大木では無かったので、すんなり伐採できました。よかったよかった。
そうして伐採したモミの木を母屋へ運び込み、枝打ちをしてバランスを整え、
飾り付けをしていきました。非電化工房のクリスマスツリーは、ガラスカップの中にキャンドル、ジンジャーブレッドクッキー等のシンプルな飾り付けが特徴です。
その合間で、加工食品作りの勉強もしました。今回は藁苞納豆作りです。
藁苞納豆は稲藁の中に居る納豆菌を使って作るため、まずは藁の中から納豆菌以外を無くす為に、藁を煮沸することから始まります。稲藁の中に納豆菌が居る事も知りませんでしたが、100℃の中でも納豆菌は死なない事にも驚きました。
藁苞をシュロ縄で縛り、端を切りそろえて整形して熱湯で5分程煮ました。
その後、茹でた稲藁をしっかり乾燥させておく間、大豆を水に浸けておきます。しっかり浸けておかないと、茹でる時に全体が茹で上がらないようです。
しっかり水が浸かったら、納豆の食感ぐらいに程よく茹でて、藁苞に詰めます。
その後40℃を保っていれば1〜2日で出来るようです。保温には、保温機を使う方法と、発泡スチロール箱で代用する方法の2通りを試しました。
保温機は、断熱された箱+サーモスタット+ヒーターで温度設定すれば自動で温度管理をしてくれる機械。便利です。
その代用として、発泡スチロール箱+お湯を入れた甁の簡易保温機を使用します。こちらは温度計で測りながら、その都度お湯を変える必要があります。納豆のように時間のかからないものはこれでも充分だと感じました。
藁苞は湿気がこもらないよう、井桁に組んでいます。湿気がこもるとアンモニア臭がするとの事。要注意ですね。
納豆はどちらの保温方法でも無事完成しました。自分たちで作ったお米の藁と大豆、どちらも有機無農薬。美味しく出来て、とても有意義な時間を過ごせました。
秋のコンサート+大根埋め戻し+干し柿手入れ
ごきげんよう鈴木です。
今回は11月30日〜12月4日の出来事です。
ついに12月に入ってしまいました。皆様寒さは大丈夫でしょうか。
非電化工房は15時くらいから急に寒くなる感じで、陽も短くなるし完全に冬ですね。
今週は写真をど忘れしたのでありません。申し訳ないです。
さて、今週は非電化工房の秋のコンサートから始まりました。
ピアニストである先生の奥様と、那須の音楽仲間で開催したこの企画。
コンサート+アフタヌーンティーで愉しいひとときを過ごしました。
弟子の2人が作ったお菓子等々がとても活きていたと思います。美味しかったです。
その運営の合間を使って、SVO発電所の塗装を進めていきます。
翌日は塗装作業の後、報告会を行いました。
もう慣れたもので、資料も進行も問題なく終了しました。
そして、冬野菜の大根が育ってきたので、本格的に霜がおりて大根に鬆(ス)が入る前に大根の埋戻しをしました。一度掘り出して細かい根を晒してからまた土に戻すと、鬆も入らず長持ちするんですね。霜対策に藁を敷いて完了しました。
その後、干し柿を柔らかく、上手く白い粉が吹くようにする為にお手入れをしました。
少し乾いて芯に硬さが残っている干し柿。優しく揉んで、柔らかさを均一にします。
白い粉は柿の糖分が結晶化したものなので、柿表面を爪ブラシや歯ブラシ等で軽く擦ってやると糖分が滲み出てきて白く粉を吹くらしいです。
しかし擦った場所は言わば傷です。そこからカビの生える可能性も出てくるので、吊るしなおした後にパストリーゼ(食品用アルコール製剤)を吹きかけて殺菌しました。
そんなこんなで週末です。
カフェの営業と合わせて、定例の見学会も行われました。
今年最後の定例見学会という事で、改めて12月なんだと実感しました。早いです…
SVO発電所は様々な作業の合間に塗装を進め、だいたい完了しました。いよいよ稼働してみて防音の具合を確かめることになりそうです。その後配線作業もあるし、何事もなければ年内には完成できる気がします。
いよいよですね〜頑張ります!
SVO発電所セルフビルド ⑩扉・閂・角柱・サイレンサーの取り付け+塗装開始
ごきげんよう鈴木です。
今回は11月23日〜27日の出来事です。
冬来たる。です。
11月24日は冷え込んで雪も降り、非電化工房も今年初の雪化粧をしました。
今はもう雪も解けましたが、これからどんどん寒くなってくるんですね。周りの木々もすっかり葉が落ちて寂しくなってしまいました。雪かきの出番も増えるようです。
寒さ対策して頑張ります。夜は薪ストーブ焚いて暖かいですよ〜
さて、今週は特にイベントも無かったので、SVO発電所建設をしっかりやりました。
今週のミーティングでは仕事のスピードが遅いと先生から指摘を受け、段取りについてもっと考えるようにと教えていただきました。間に色々な事があったとはいえ、なるほど確かに時間がかかりすぎている気はしました。もっと効率を上げて、常に皆が仕事をしている状態を作らないといけないと再確認しました。
今週は扉の作業から。制作しておいたドアパネルにヒンジを取り付け、仮留めします。
上手く開くか確認して、ドアパネルに砂を詰めて本留めです。
その後戸当りをドアとドア枠に留めていきます。
左ドアは必要に基本的には閉めておくので固定用の金具「ラッチ」を付けました。
ドア全体の固定には閂を使用。金具を留めて、2x4を差し込んでひとまず完成です。
それと並行して角柱の取り付けもしました。今回は1x6を使用し、屋根の傾斜に合わせて斜めにカットしたものを留めていきました。現合で測ってカット、合わせてみる事を繰り返していきましたが、中々隙間なくカット出来ず苦戦しました。
扉と角柱の取り付けが完了。見栄えが良くなりました。
その裏ではサイレンサーの制作です。
排気サイレンサーの箱組を制作し、中に吸音材を設置していきました。
今回グラスウールを使用しました。吸音用のグラスウールが近くに在庫がなく、断熱材用のものを代用する形となりました。サイレンサー用にカットしていき、木材で枠を作り網で挟んだものを複数作ってサイレンサーに取り付けました。
そして完成したものを発電所本体に取り付け、上手く設置できているか確認しました。
SVO発電所の部品製作はだいたい終わり、いよいよ塗装となりました。
その前に全体のチェックです。表面が荒い所、段差があったり、角が鋭い部分はサンダーかけして均していきます。そうして均した後は切粉を拭いて取っていき、マスキング作業に入ります。細かいマスキングが塗装の仕上がりを決めるようで、集中してマスキングしていきます。
その後、先生が調色した色を手本にして調色していったペンキを用意。
さて塗装に入ろうかと思ったら雨予報。急いで雨対策のシートを掛けていきました。
そして少し塗装をした所で今週終了となりました。
集中して段取りを考え、分担しながら作業したので、今までより作業スピードは上がりましたが、まだまだ改善点があり中々難しいです。早く完成させたい〜頑張ります。
SVO発電所セルフビルド ⑨扉の設置|干し柿作り+大豆の鞘剥き+地創塾⑲-2
ごきげんよう鈴木です。
今回は11月16日〜20日までの出来事です。
空いた時間にコツコツ続けていた薪作りが、ようやく終了しました。長かった〜!
今年の冬は暖かく過ごせそうです。これで修行に専念できます。
さて、今週はまず荏胡麻の収穫をしました。シートを広げて、刈り取った荏胡麻を叩いてゴマ部分を落としていき、ザルで濾していって選別しました。それ程多く栽培していなかった為、すぐ終わりました。
そして、SVO発電所の作業に移りました。
今回は扉の取り付けの為、制作していた扉パネルを持ってきて、まずは扉枠に当ててみました。すると、どうやら木材の歪みのせいか、サイズが微妙に合っていませんでした。手持ちの電動鉋を使用して上端を削って調整した後、扉の取り付けの講義を受けました。扉の取り付け、特に丁番は意外と難しいようで、慎重にやらないと開かなくなるみたいです。ビス1本で仮留めして動作確認してから、ビス留めの数を増やしていくと良いとの事でした。その後はノミので丁番取り付け用の彫り込みをしたり、別の作業で角柱の制作をする為、作業の分担をしました。途中材料が足りなくなり、買い出しに出たりもしました。
その後、干し柿作りをしました。まずは渋柿の収穫からです。
高枝切り鋏と網で柿を収穫するチームと、皮を剥くチームに分かれどんどん進めていきます。そうして剥いた柿をシュロ縄に括りつけていきます。ヘタを残してカットした柿を、シュロ縄を緩めた隙間にヘタを差し込む事で固定していきます。ヘタを残せなかった柿は竹串を刺して串を隙間に差し込むようです。
200個近く収穫でき、母屋の軒下に一斉に吊るした姿はとても綺麗でした。
その後は、大豆の鞘剥きです。シートに広げて天日乾燥しておいた大豆は、鞘が開いて大豆が出てきています。その大豆をシートで包み、上から豆と鞘を剥がすように足で踏んでいきます。そうして分かれたら、シートを揺すって重い豆は下の方、軽い鞘は上の方にズレていきます。そしてザルのようなもので濾していって選別していきました。
そんなこんなで、色々やっている内に週末です。
地方で仕事を創る塾第19期の2回目の講義がやってきました。
今回は毎年出展している「なすビジ秋祭り」というお祭りとブッキングしていて、
弟子が一人派遣されたりと、塾は色々忙しい中で進行していきました。
毎回行われる交流会は、今回もとても愉しく過ごせました。毎回塾のカラーは異なりますが、今回も個性的なメンバーが仲良くなってきて、ワクワクドキドキするような事ができる気がします。これからどうなっていくか愉しみですね。
お米の脱穀〜足踏み脱穀機・唐箕からハーベスターまで〜
ごきげんよう鈴木です。
今回は11月9日〜13日の出来事です。
今週は非電化工房の周りで一気に紅葉が進み、
日毎に木々の色が変わっていくのを見ながら生活するのは良いものですね〜。
そして今週から弟子に新メンバーが加わります。
夏に研修に来てくれた方が3月まで一緒に修行してくれる事になりました。
途中からの参加は色々と大変だと思いますが、一緒に頑張っていきますよ〜
さて、今週は薪ストーブの講習から始まりました。
まず基本的な薪ストーブの構造を教わってから、非電化工房には全部で6つの薪ストーブがあり、それぞれの焚き方を実際にやりながら教わりました。
薪ストーブの構造は大きく分けて輻射式と対流式がある事を教わりました。それぞれの特徴を合わせた複合式もあるようで、非電化工房にも複合式がありました。
焚き方で大事なのは、空気の通り道を意識して、広すぎず狭すぎない隙間を作る事と、空想力を働かせて、炎の広がり方や薪が燃えてどう崩れるか意識して組んでいく事でした。先生の薪や焚付の積み方をじっと見て、説明した通り見事に燃えていくのを見た時はおぉ〜と感動しました。今までは何となくの感覚でやっていたので、方法論を聞いて実際にその通りに進んでいくのを見るのは、実感が伴っていてとても為になります。
そして、天日干ししていたお米が乾燥して良い具合に水分率が下がったので、
いよいよ脱穀する事となりました。
勉強の為、最初は足踏み脱穀機と唐箕を使った収穫方法を教わりました。
始めは上手く脱穀機を動かせなかった弟子達も、時間とともに慣れてきて、テキパキとこなしていった所でハーベスターの登場です。
ハーベスターの中身を見せて貰ったところ、脱穀機と唐箕の部分がちゃんとあり、構造は同じで機械化しただけなんだという事がわかりました。
いや〜機械は早いですね。時間がかかった足踏み脱穀機→唐箕の作業があっという間に終わってしまったのは驚きました。
その後、細々とした仕事をこなしてから、DEG発電所の制作に入りました。今週でようやく砂詰め作業が終わり、一息ついた所で今週が終わりました。
来週はもっと進めたい…!頑張ります。
芋煮会+大豆収穫+チェーンソー講義
ごきげんよう鈴木です。
今回は11月2日〜6日の出来事です。
11月に入ってしまいました…段々と寒くなってますね。
朝起きるのが億劫になってます。寝起きにサッと気合を入れたいものです。
薪作りはチマチマ進めてます〜中々終わらないものですね。
さて、今週は初日に芋煮会があり、それの準備と煮炊きをしました。
そこで初めて羽釜で御飯を炊きました。
風呂焚きで火を起こすのには慣れていましたが、炊き加減が分からず
ちょっと焦がしてしまいました…でもお米の粒は立っていて本当に美味しかったです。
芋煮の後はクレープを竈で焼いて食べました。
これも初体験でしたが、なんとか上手く焼けました。
畑でとれたカボチャで作った特製カボチャジャムで美味しくいただきました〜
そして大豆・小豆の収穫。大豆の収量は去年と同じくらいだそうで、まずまずでした。
サヤをとっていき、シートの上で天日干し。乾燥させると簡単に豆が取れるそうです。
チェーンソーの講義も受け、仕組みと安全確認や、刃の目立てのやり方も教わりました。「刃を作る意識で目立てをする」という事で、先生が目立てをし、指先で触って確認してみるのですが…違いが分からない!その後自分たちで目立てをして、先生に確認をしていただくのですが…中々合格が出ません。刃を研ぐのはやはり難しいです。
そうしている内に週末になり、カフェ営業や見学会の運営をして、
メインプロジェクトのSVO発電所はほとんど進まず今週は終了となりました。
今週は弟子の一人が私用の為途中で那須非電化工房を離れ、2人体制で進めました。
人数が少ない事もあって、作業が上手く進みませんでした…来週は前進させたいです。
有機無農薬のお米、収穫できました
ごきげんよう鈴木です。
今回は10月26日〜30日までの出来事です。
寒くなってきたので、薪ストーブの煙突掃除等のメンテナンスをして、初めて薪ストーブを使ってみました。風呂焚きもそうですが、炎がメラメラ燃えてる様子は何時までも見ていられますね〜ストーブ横でまったりしています。これから本格的にストーブを使う季節になるし、薪作りを頑張ろうと思います。
さて、今週はDEG発電所建設の前に、お米の収穫をしました。
非電化工房のお米は無農薬・有機栽培・天日干しです。
今年は一から田圃作りをした為、色々トラブルもありました。
例年より田植え時期が遅れましたが、無事生育して稲穂も頭を垂れてくれました。
草刈り、重機で開墾、代掻き、畦塗り、暑い中雑草取り。今はもう懐かしいです…
まず、稲架(はざ)を建てるために竹を持ってきます。
2人一組でチームを組み、竹を3本揃えてシェロ縄で縛り、三脚のように開いて掛矢で地面に打ちつけて固定します。その上に竹を渡して次の三脚を建て、また竹を渡してを繰り返します。稲架は太陽光がよく当たるように、東西に並べて建てていきます。
その後、水を抜いて乾かしておいた田圃で収穫です。まずは勉強の為、手刈りをして麻ひもで縛る方法を教わりました。麻ひもの代わりに稲わらで結ぶ方法も教わりました。昔は稲わらだったんですね〜。
そうしてから、農業機械「バインダー」の登場です。稲を刈り取って一纏めにして麻ひもで縛り、排出する機械なのです。ミシンのように複雑に糸を通す所があり、動く所を見てるだけでも面白いです。
そうしてバインダーを使ってドンドン束を作り、
稲架まで運んで掛けていきました。
稲架掛けが完了したら、水分率計の講習を受けて、お米の水分を測ります。
水分率が15%以下まで下がったら、脱穀して袋に詰める為、それまでは毎日計測するようです。雨対策にビニールシートをかけたりして、お米の収穫は終了しました。
週の後半はDEG発電所建設に戻り、砂袋を壁に詰める作業の続きをしました。
屋根と違って垂直の壁に砂袋を詰めていくのは難しく、全部の壁に詰め終わらずに
今週は終了となりました。来週はもっとDEG発電所を進展させたいです。