木製手押し車製作② 木材加工・継ぎ・ネジ切り
ごきげんよう鈴木です。
今回は1月25日〜29日の出来事です。
今週は木製手押し車製作の続き。木材をカットし、組み立てていきました。
ですが、曲線部分があったり、箱自体が直角ではなく斜めに開いた構造となっていたり、箱のデザインが複雑だったために、結構時間がかかりました。
手押し車の車輪は木製の既製品を使用しています。
車輪は金属棒にダブルナットで留める方法をとります。
その為、金属棒にネジ切りする方法を教わりました。
今回は雄ネジを切るのでダイスを使用しました。雌ネジの場合はタップを使用します。
棒をしっかりと固定し、鉛直となるようにダイスを持ちながらネジを切っていきます。
ある程度やるとダイスが食い込むので、そうなれば後は回すだけでネジが切れていきます。固い場合は油をさしながらやっていきます。上手く出来ないとネジが曲がってしまうので注意です。それ程ひどくない限り、ネジは通りますけどね。
なんとか部品の加工と仮組みが終わり、先生にチェックしていただきます。
まず曲線が綺麗でないようです。墨付けの時点で、綺麗な線が引けていないのが問題のようでした。曲線を綺麗に引くには、長めのスケールをしならせてやると綺麗な曲線が引けるようです。
下書きに沿ってスケールを合わせていき、良い感じの曲線を探します。曲線の検討がついたら、要所要所に釘を打って引っかかるようにすると、一人でも大きな曲線が綺麗に引けます。これはすごい…!
曲線をカットする方法は色々あり、先生のおすすめは手鋸の刃を片手で押さえてしならせながら引いて切る方法でした。これは難しい…さすがです先生。
そしてデザインも変更になりました。
ハンドルの材木が太すぎるので2x2から1x2に変更。
箱の曲線に対して、ハンドルが直線でバランスが取れていないので、
ハンドルも少し曲げる事にします。新しく木材を加工して元の木材に接ぐ形にします。
1x6を1x2サイズに曲面加工したハンドルを2つ製作。
くどくならない程度の曲線が大事みたいです。なるほど。
接ぐ為に鋸でカット。慎重にやるため、少し大きめにカットしてヤスリで削りながら少しずつ合わせていく方法をとりました。一発でやりたいなぁ。
ボンドを両面に塗り、ビスで留めて木材接ぎは完了です。
その後、全体をヤスリがけした所で今週終了となりました。
SVO発電所セルフビルド ⑫サイレンサー追加制作・試運転|木製手押し車製作① デザイン
ごきげんよう鈴木です。
今回は1月18日〜1月22日の出来事です。
SVO発電所ですが、発電機には排気の為のマフラーがついており、
そのままでは発電所の中に篭るので、上手く排気ができません。
そこでマフラーを延長し、外へ露出させた状態にします。
露出した状態では防音効果がないので、マフラー用のサイレンサーを製作しました。
一方、先週完成した配電盤を取り付け、電線を繋いだりアース棒を地面に挿したり…
マフラー用サイレンサーを取り付け、試運転をしてみました。
音もまぁまぁ問題ないようで、これで発電所本体は完成となりました。
この後、SVOや灯油など燃料タンクを複数用意し切り替え式にします。
その部品の準備があるため、ひとまず作業は保留となりました。
…
そして週の後半は、手押し車の製作に入りました。
この日から弟子研修の方を加えて、デザイン作業から始まりました。
今回作るのは木製の手押し車。花車のような雰囲気で、アートな物を作ります。
良いものが出来ればカフェのデッキに置いていただけるようです…!
参考資料をいただき、それぞれデザイン画を描いていきます。イラストですね。
できあがったデザインを先生にチェックしていただきます。
その中から2つのデザインを採用して製作します。
採用されたのは弟子犬ウシローの飼い主マッスーと、研修の方。やるなぁ。
僕のは装飾が凝っていたため、時間がかかりなので却下となりました…残念。
デザインを元に、細かいサイズを計算して厚紙で模型を作っていきました。
翌日、かなり雪が積り、見学会もあった為その運営と雪かきで1日が終了。
こんなに雪かきをしたのは初めてでした。
その次の日。模型が完成したので、実際に製作を開始しました。
研修の方に機械の使い方を教えながら、木材加工をしていただきました。
その後、屋根の雪下ろしをしたりで今週は終了。
手押し車の製作は引き続き弟子がやることとなりました。
SVO発電所セルフビルド ⑪電気工事|合宿所の照明を直流電球に交換!
ごきげんよう鈴木です。
今回は1月11日〜16日の出来事です。
寒波が来ていますね〜寒い。早く暖かくならないかなぁ〜
さて、色々他の修行もしていて完成が遅れているSVO発電所ですが、
発電所の建設は大体終わったので配線工事に入りました。
発電所から母屋・アトリエ・合宿所の3箇所に配線する為、
3本の電線を這わせて地下に埋設する事になります。
今回は非電化工房に電線の在庫があったので、それを活用しました。
テスターで通電と漏電のチェックをして、電線を電線保護管に通します。
電線を接続した所にはボックスを設けます。配線後のトラブルの時の為に、すぐにアクセスできるようにしておくんです。
埋設するべく地面を掘っていきます。砂利を含んだ土なので中々大変です。籾殻ハウス等の建物の配線が露出している所もあり、綺麗に埋設し直す作業もしました。
…
別の日、雪が降ってきたのでSVO発電所の配線作業は中断して、
合宿所の配線作業に切り替えました。
引き込んであったSVO発電所の電線を配線するのに加え、
既存の配線を見直してシンプルにまとめるのと、照明を直流電球に変更しました。
直流電球。ドイツ製です。
合宿所は太陽光発電を照明等に利用しています。
今回直流電球に変更する利点として、
- 直流→交流の力率ロスがなくなる
- 高価で故障しやすい変換器(インバーター)を設置しなくてよい
- 電磁波が発生しない
などがあるようです。
交流LED電球に比べると、消費電力は力率ロス分を含めて同じくらいみたいです。
直流なので、プラスマイナスに気を付けながら配線。無事に点灯しました。
よかったよかった。
その後雪かき組と配線組に分かれ、線を引くのは完了。
配電盤製作に入りました。用意してあった電材を木材に綺麗に配置していきます。
その作業で今週は終了となりました。
裂けたゴム長靴の修理
ごきげんよう鈴木です。
とある休日、非電化工房の愛犬ムックと散歩しました。
足跡のない雪道を歩いていくのは結構愉しいものですね〜
今回は小ネタになります。
弟子生活の中で、ずっと使っていた長靴が裂けてしまいました。
使っていたのは、ワークマン WBP350 PVCカバー付きカラーワークブーツです。
ホームセンターで買うよりは良いかな〜程度の気持ちで購入したものです。
修行の間、農業から建築までずっと使っていたし、
しゃがんでの作業が多かった為か、折り目のついた部分から裂けてしまったようです。
色々探した結果、安価な修理方法としては、
自転車のパンク修理用のゴムのりとゴムパッチを使うのが良いみたいです。
早速手元にあった物を使って修理してみたのですが…その後めくれてしまいました。
擦り傷が多く表面がガタついていた+裂け目が大きかったせいかな〜と思います。
そしてまた色々調べて、たどり着いた方法。
自転車修理用のゴムパッチは再度使い、接着剤を新たに購入しました。
シリコーンゴム系で硬化後も柔らかく馴染んでくれて、
耐候性もあるので長靴に最適みたいです。
ゴムパッチは鋏で切り取って使うような大きいものを使用しました。
大きめに切り、接着剤もたっぷり使って貼り付けました。
硬化後は境目の段差に接着剤を盛るように塗ってみました。今のところは雪かきに履いていっても問題なく使用できています。まだ材料は残っているし、何より長靴を新しく買うより安くすんだので、良しとしましょう。
年始め〜地方で仕事を創る塾 第19期 最終講義〜
ごきげんよう鈴木です。
今回は1月7日〜9日の出来事です
あっという間に年も明け、色々やっている間にもう下旬。早いです…
寒波と戦いながら弟子生活を送っています。
さて、冬休みが終わって今年最初に待っていたのは、
地方で仕事を創る塾 第19期の最終講義でした。
↓※地方で仕事を創る塾とは…↓
http://www.hidenka.net/seminar/juku/index.htm
最終講義は2泊3日。弟子のぶっちーが毎日美味しいお菓子を作ってくれました〜
今回は最終的なビジネスモデルの発表とブラッシュアップを行いました。
濃い時間はあっという間に過ぎて、毎回の宿題に悩む日々ももう終わりだと思うと、なんだか物足りないような気になってしまいました。
第19期は弟子達も塾生として参加し、一緒に講義を受け、毎回の宿題もこなし…。
想いの近い人達がこの塾に集まると、他には得難い仲間になるんだと改めて分かりました。その中に弟子達も入ることができたのはとても幸運でした。毎回夜は交流会(飲み会)で親睦を深め、塾生の方々とワイワイガヤガヤ、個人的に人生相談をしてもらったりと、色々な事があり愉しかったです。
弟子は第17期・第18期は交流会に参加するだけでしたので、それと比較すると第19期は塾生として同じ時間を過ごし、その中で色々話し合った事が大きく影響していて、とても仲良くなれたと感じました。それぞれの期のメンバーでカラーが異なるのも面白いです。今期は、リーダーシップを取ってくれる方が2人もいてくださり、講義も議論が深まりました。ありがとうございます。今後も塾生達で交流を続けていき、協力して愉しいビジネスをしていきたいですね。
塾には毎回地域おこし協力隊の方も参加されています。これからの地域おこしにピッタリ合う塾だと思います。講義には塾の卒業生で『月3万円ビジネス100の実例』(晶文社)で紹介されている方々が講師としてお話してくださるので、参考になると思いますよ〜。
来期は第20期、3月より開始予定です。通うのが難しい方は、通信科もあったり色々融通も効くのでご検討ください。先生曰く塾生も弟子なので、塾後も相談に乗ってくれたり、非電化工房に研修に来る方もいます。3月までなら僕達今年度の弟子もいるので、その時はよろしくお願いします。
是非参加してくださいね〜
米麹完成!減塩味噌作り+大掃除
ごきげんよう鈴木です。
クリスマスパーティ+沢庵と米麹作り+地創塾
ごきげんよう鈴木です。
今回は12月13〜18日の出来事です。
非電化工房は冬季休業に入り、私も帰省しています。
やることを色々片付けたり、体が休みモードに入ったりブログが捗りませんね〜
さてさて。非電化工房では12月14日にクリスマスコンサートが行われ、
今週はその準備から始まりました。地方で仕事を創る塾の卒業生であり、度々お手伝いに来てくれていた大力夫妻が今回もお手伝いに参戦してくれました。ありがたいです。
会場セッティングを終えて、クリスマスコンサート当日。
弟子達は、それぞれ係を決めて、分担して運営にあたりました。
私は撮影係。カメラの操作方法を覚えるところからでしたが、なんとかできました。
キャンドルライトだけの照明、クリスマス音楽、フィンランドから来た本物のサンタさん、そして那須のオーガニックレストランの方々をお呼びしての様々な料理…
今年は通知が遅れましたが100人超も集まり、愉しいクリスマスになりました。
番犬ムック。コンサート後の打ち上げで疲れて寝ています。
クリスマスコンサートの写真はカメラの中にある為、入手次第更新していきます〜
その後、片付けを終わらせ、先週の納豆作りに続いて加工食品作りに入りました。
今回は沢庵と味噌作りです。沢庵は畑で採れた大根を干し大根にしておいた物を使い、
味噌は米麹から作ります。米も勿論、田圃で作ったものを使います。
それぞれリーダーを決め、分担して進めていきました。
まず沢庵から。材料を揃えます。
大根を漬ける為の混合糠を作っていきます。といっても材料を混ぜ合わせるだけです。
その後、容器に大根と混合糠を交互に詰めていきます。なるべく隙間なく詰めていきますが、隙間が出来てしまった場合には干し大根の葉を入れていきます。今回は勉強の目的の為、少量作るだけだったのですぐに終わりました。
しっかり重しをしておきます。
次に米麹です。種菌(種麹)は予め用意してあったものを使用しました。
納豆の時は納豆菌の繁殖力の強さがある為、それほど慎重に扱っていませんでした。
今回は少し高温にして培養時間を短縮させる目的もあり、煮沸・アルコールでの殺菌やマスク・帽子・手袋で雑菌の付着を防ぐ等、できる限り徹底して作業を行います。
米を水に適正時間浸けておき、水切りをしてから蒸します。今回は蒸籠を使いました。
蒸した米を広げて冷まし、36℃程度になると種切り。種麹を撒き万遍なく混ぜます。
種切り後(培養開始)から、ある程度の間隔で手入れをしていきます。上手くいけば3日程で麹は完成します。前回同様、保温機と発泡スチロール箱で培養しました。
そうしているうちに週末。地方で仕事を創る塾第19期第3講義がやってきました。
塾生の中には体調を崩されて欠席する方がいたり、私も体調を崩し参加出来ない日がありました。寒さが本格的になった事が原因でしょうか、次が最終講義となるので気を付けていきたいですね。それにしても、次で最後だという事であっという間に時間が過ぎるのを感じています。最終講義に向けしっかりビジネスモデルを練っていきたいです。